- No.3762
- 料理・グルメ
おでん (東京都)
江戸初期の元禄年間になるとこんにゃく田楽が登場します。このこんやく田楽を醤油で煮込むようになったのが、今日の煮込みおでんです。おでんは「御田」とも書き、田楽の略化されたものと思われます。関西ではおでんというと味噌田楽のことをいい、煮込みおでんは関東炊きとも言われています。見込みおでんは煮汁をたっぷり使って煮込んだ庶民的な料理です。食材は各地により異なりますが、食べる時は溶き辛子をそえていただきます。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_5_tokyo.html)
おでんとは鰹節と昆布でとっただしに、さつま揚げや大根、こんにゃく、ちくわぶなどタネと呼ばれるさまざまな具材を入れて醤油などの調味料を加えて煮込んだ料理。
拍子木形に切った豆腐を竹串で刺して焼いた豆腐田楽がおでんのルーツとされる。「おでん」とは、宮中を支える女房が使用した女房言葉で、「田楽」に「お」をつけて丁寧にし、「楽」を省略して「おでん」になったと伝えられる。田楽とは元来、豊穣を祈願して笛や太鼓のリズムに合わせて舞った楽舞を指し、拍子木形に切った豆腐の形が、田楽舞に似ていたことからこの名がついた。田楽舞は現在も浜松市天竜区で「西浦田楽“高足もどき”」として舞の文化が残っている。
江戸時代には豆腐やこんにゃくを串にさして、味噌を塗って焼く田楽が庶民の惣菜として普及していた。近代以降には煮込みのおでんが広まっていく。関西では本来のおでんと区別するために、煮込みおでんを関東煮(関東炊き)といって区別している。現在は手軽さと練り物や大根、昆布など冬の惣菜として人気が高く、地域によって具材に特徴があるおでんが広まっている。東京ではちくわぶをいれるのが特徴である。
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2014/7/2 12:26:04 登録 2024/4/17 13:38:20 更新
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