• No.3763
  • 料理・グルメ

ちゃんこ鍋 (東京都/墨田区)

相撲社会で人気のある寄せ鍋で、魚介料理、肉類、ねぎ、しいたけ、竹輪など20種類以上の材料をぶつ切りにして、鉄の大鍋に入れて煮込みます。ちゃんこ鍋には、大分して水炊きとソップ炊き(醤油味)があり、水炊きはちり鍋風で、ソップ炊きは寄せ鍋風です。ちゃんこの語源は、中国から伝わった長崎のサンコ鍋が訛った説と、父や祖父を意味するチャンに愛称のコをつけた説があります。相撲社会のちゃんこは、力士が作る手料理の全てを指しています。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_28_tokyo.html)

明治時代に始まったと伝わる「ちゃんこ鍋」。ちゃんことは、力士たちが食べる料理のことで、ちゃんこ鍋は一度に大量の食事を作れる力士たちの体を作るために欠かせない料理だ。肉や野菜、魚介類などさまざまな食材を用いることで良いだしが出て、具材に味が染み込み、栄養価の高いおいしい鍋が簡単に作ることができる。昔は、四足歩行の肉を使うことを避けていたと伝わる。手をつくことが負けるイメージに繋がり牛や豚の肉を避けて縁起を担いでいた。
日本の伝統文化と言われる相撲の歴史は、1500年以上と深い。力比べや展覧勝負の伝説も日本書紀や古事記の中にも挙げられており、農作物の収穫を占う祭りの儀式としても行われていた。相撲を職業とするようになったのは江戸時代。中期頃には定期的に興行されるようになり、歌舞伎と並び庶民の娯楽となっていく。

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2014/7/2 12:26:18 登録 2024/4/17 17:44:34 更新

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