• No.3737
  • 料理・グルメ

煮たくもじ (岐阜県/飛騨地域)

くもじという言葉は平安時代の宮中ですでに使われており、「漬け物」のことをいいます。ひね漬けとなった紅カブの長漬けを捨てずに煮て食べることから「煮たくもじ」の名が付きました。煮ても、形がこわれにくく漬け物の塩分がうまく調和して美味い。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/38_19_gifu.html)

水にさらして塩抜きした、菜っ葉の漬物を煮たもの。春になり酸っぱくなった漬物を、捨てるのではなく、煮て食すという食材を大切にする思いが生んだ一品である。
「くもじ」とは、平安時代に宮中で使われていた言葉で、漬物のことを指す。その昔、漬物は「茎漬」と呼ばれていたが、「くきづけ」の「く」をとって「く文字」とも呼ばれるようになり、「く文字」を煮て食べるので「煮たくもじ」と呼ばれているようになったという説がある。

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2014/7/2 11:22:19 登録 2024/4/24 17:04:57 更新

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