- No.37
- 料理・グルメ
すったて (埼玉県/川島町)
味噌に胡麻、大根等の野菜を擦り潰して作る汁。主にうどんの浸け汁とする。
味噌・ゴマ・キュウリ・ネギなどをすり潰してつけ汁を作り、うどんにつけて食べる。すりたてが訛って、「すったて」と呼ぶようになったという。
味噌・ゴマ・キュウリ・大葉・ミョウガなどをすり潰してから水を加えて作ったつけ汁に、うどんをつけて食べる。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_3_saitama.html)
それぞれの地域でとれる野菜や魚を使い、日本各地様々な場所で独自に発展してきた郷土食「冷や汁」。中でも埼玉の「冷や汁」は、稲作の裏作として小麦の栽培が広く行われた“うどん文化”のある土地ならではの、うどんのつけ汁として食べられてきた。かつて農作業は手作業が基本だったため、稲作を行う農家では田植えから収穫までの時期はとても忙しく、朝から日暮れまで時間を惜しんで作業に明け暮れていた。農繁期に作るのに手間がかからず、栄養もある「冷や汁」は重宝された。四方を川に囲まれ、肥沃な土地を持つ川島町では、古くから稲作が盛んで、「冷や汁」のことを「すったて」と呼び、農家の定番の食だった。「すったて」とは、野菜などの具材をすりばちですり、「すりたて」を食べていたことに由来する。「冷やし汁」「つったて」とも呼ばれる。
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2012/11/2 19:37:38 登録 2024/4/16 10:19:15 更新
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