• No.3688
  • 料理・グルメ

わけぎあえ (香川県)

昔から農家は、季節の野菜としてわけぎを作り、春先からのあえものとして旬の味を楽しんでいました。わけぎは、ひな節句の頃が最もおいしく、まて貝やあさりなどと白味噌、練りからし、砂糖、酢であえます。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/wakegiae_kagawa.html)

昔から農家では、春の野菜としてわけぎもよく栽培されていた。うどんの薬味に欠かせない細ねぎや冬の鍋料理で馴染みの白ねぎと同様に、わけぎは春の食卓に欠かせない食材である。ねぎとたまねぎの雑種で、ねぎよりも香りが柔らかく、加熱すると甘みが出る。球根から芽が伸び、枝分かれして生育することから「分け葱(わけぎ)」と名付けられた。
「わけぎあえ」は、子孫繁栄の縁起物として雛祭りの時期に食べられてきた。小豆郡の豊島では「わけぎのぐるぐる」と言い、良いことが続くことを願ってわけぎを切らず、一口大に巻いて使う習慣がある。また、和える具材は、同じく春に漁の時期を迎えるマテ貝やアサリをタコの代わりに用いることもあり、山と海両方の旬の食材をふんだんに使用した郷土料理と言える。
白味噌を酢などの調味料でのばしていることから「わけぎのぬたあえ」とも呼ばれている。

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2014/7/1 18:49:11 登録 2024/5/6 19:43:18 更新

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