- No.3679
- 料理・グルメ
たくあんのキンピラ (香川県)
たくあん漬けをし、そのたくあんが余った時に、無駄にしないで美味しいいただくための常備食として食べられています。 薄く切ったたくあんを塩抜きし、十分に柔らかくします。水気をきり、サラダ油で炒め、しょう油やお酒、唐辛子で味付けしたものです。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/takuan_no_kinpira_kagawa.html)
「たくあんのきんぴら」は、古漬けたくあんを塩抜きし、油で炒めたもの。
冬から春にかけて収穫される大根は、昔から香川県内各地で栽培されている。でんぷんの消化酵素であるアミラーゼを多く含み、葉からもカロテンやビタミンCなどの栄養がとれる。味噌汁や煮物はもちろん、「てっぱい」や「しっぽくうどん」などの郷土料理にも多用され、さらに切り干し大根やたくあんに加工し、香川県の食文化を支えてきた。
たくあんは、江戸時代に日本でつくられるようになったといわれる。香川県では、「こんこ」とも呼ばれ、冬の日常食として親しまれてきた。冬に大量に仕込むため、春が近づくにつれ発酵が進み、酸味を含んだ独特の風味が生じる。その古漬けたくあんを余すことなく食べられるよう塩抜きし油で炒めてつくられたのが、「たくあんのきんぴら」である。素朴な味と保存性の高さから惣菜として食卓に並んできた。
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2014/7/1 18:47:02 登録 2024/5/6 19:39:05 更新
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