• No.3619
• 料理・グルメ

祖谷（いや）そば (徳島県/三好市)

吉野川上流の景勝地、祖谷。澄み渡った水と地元産のそば粉で打たれた祖谷そばは太めでつなぎをほとんど使いません。
お祝い事には必ずそばが振舞われる土地柄ですが、つなぎが入らない為縁が切れるにつながるとして、婚礼の時だけはそばが振舞われることはありません。
だしはいりこでとり、薄目の醤油味で、口に入れるとそばの香りが広がり、素朴な舌触り楽しめます。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/44_5_tokushima.html)

三好市の祖谷地域と言えば、そばの名産地。源平合戦に敗れた平家が祖谷に逃れてきた際に、そばの実を栽培し始めたことがきっかけといわれている。祖谷は米が育ちにくい地域でもあることから、以降育ちやすくて栽培期間も短いそばが主食として親しまれるようになった。そんな祖谷地域を代表する郷土料理が、「祖谷そば」。地元のそば粉を100％使って作る、祖谷のソウルフードである。麺が切れやすく、太く短くなることから「そばきり」とも呼ばれている。そば粉をこねる際に加える水やだしには祖谷の新鮮な水を使い、具材にも祖谷の食材を取り入れる。ほかにも、祖谷ではそばの実をそのまま使う「そば米雑炊」など、そば料理が豊富に作られている。

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2014/7/1 17:54:19 登録 2024/5/6 15:27:47 更新