- No.3618
- 料理・グルメ
あめごのひらら焼き (徳島県/三好市)
あめごは、ビワマス、サクラマスの幼魚で、アマゴ、アメとも呼ばれています。あめごは上流の水が澄み、水温の低いところにしか棲息しません。
調理法はなんといってもひらら焼きが一番です。ひらら焼きとは石焼のことで、熟した石に味噌を塗り、砂糖、酒で調和し、あめごを味噌焼きにするという、野趣あふれる郷土の一品です。
現在では野菜を加えて、ヘルシーでおいしい小鍋仕立てにしています。
ひららとは、平らな石のことを指し、この石をくど(かまど)で焼いてからホットプレートのように使用する。この料理は、来客などへの接待料理として、また、親族や友人が集まったときの団らんの料理として受け継がれている。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/44_28_tokushima.html)
平たい石を熱して、そのうえで魚や野菜を味噌とともに焼く「ひらら焼き」。平らな石を「ひらら」と呼ぶことから、この名が付いた。三好市祖谷地域で食べられている郷土料理の一つで、その昔は野外で作る料理として親しまれていたという。かまどの上に平たい石を置いて加熱し、鉄板のように石を温めてそのうえで具材を焼き上げる。石が温まるまでには数時間かかると言われ、その間に人々は料理の主となる「あめご」や山菜などを採りに行っていたのだとされる。このほか、祖谷地域の名物でもある「石豆腐(岩豆腐)」やこんにゃくなど、地域ならではの具材を揃える。祖谷地域に古くから住む人々から、自然と生まれた郷土料理だと言われている。
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2014/7/1 17:54:02 登録 2024/5/6 18:12:13 更新
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