• No.3560
  • 菓子・甘味

べこもち (青森県)

黒砂糖と白砂糖を使って牛のようなまだら模様をつけた餅であることから、べご(牛
のこと)餅と呼ばれました。
今は自然の食品の色できれいな模様がつけられた餅に変わりました。
月遅れの端午の節句によく作られたお菓子です。県内では下北地域に多く見られます。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/beko_mochi_aomori.html)

端午の節句のハレ食として受け継がれ、現在はおやつとしても食べられている。べこもちの原型は、うるち米粉ともち米粉に水と砂糖を加えて蒸した「くじらもち」という菓子で、もともとは江戸時代に北前船によって伝わったとされる。北海道と青森県では端午の節句に柏餅ではなくくじらもちを食べていた。稲作が発達しなかった下北地方で米は貴重品で、餅はハレ食だった。1960年代ごろから、大間町を中心に花模様入りのくじらもちが発展し、やがて美しい色彩と柄の「べこもち」として生まれ変わった。名前の由来は「つくる過程で牛の背中のようにまとめる」「黒砂糖と白砂糖の組み合わせが牛のまだら模様に似ている」など諸説ある。最近では色の数が増え、柄も動物やアニメキャラクターなど複雑なものに進化している。

2014/7/1 11:25:51 登録 2024/4/4 13:23:29 更新

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べこもち

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