- No.3497
- 料理・グルメ
豚丼 (北海道/帯広市)
開拓当時、厳しい環境にも耐える家畜として牛よりも豚が広く飼育されていたため、その名残から今でも北海道の人は豚肉をよく食べています。
豚丼の生まれは、約70年程前に帯広のある食堂が、当時高級品だったうな丼の味つけに似せて、庶民的な食材であった豚肉を料理したのが始まりです。2003年テレビ番組で紹介されるなど、最近は全国にも広まりつつあります。
醤油ベースの甘辛ダレで香ばしく焼き上げた豚肉ロース&バラが魅力! ご飯の上に豪快にのせた帯広ソウルフード!
・帯広市内で、豚丼を提供するお店は200軒以上。豚丼専門店のみならず、居酒屋やラーメン店、焼肉店などでも提供されている。そして、2月10日は「フタ」と「テン」=「豚丼の日」なのだという。
・帯広市では、豚丼に使用する豚肉は「ロース」と「バラ」が定番。ロースは肉と脂のバランスが取れた豚丼が楽しめるという。一方のバラは、ロースに比べて脂身の部分が多く、ロースに比べてこってりとした豚丼になる。
・豚丼は、お店によって「網焼き」で作るところと、「フライパン」で作るところがある。網焼きの場合、豚肉の脂が落ちて香ばしく仕上がるという。フライパンの場合は、豚肉の脂を逃さず、タレと合わせることで、よりジューシーな豚丼に仕上がるという。
・帯広市内のスーパーでは、豚丼のタレが普通に陳列されている。豚丼のタレは10社以上のメーカーから販売されている。
豚丼が名物の帯広市では、ロース肉タイプとバラ肉タイプの豚丼がある。帯広市のスーパーには豚丼のタレも販売。家庭でも超簡単料理として定番になっている。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/butadon_hokkaido.html)
明治時代末ごろから十勝地方では養豚業がはじまり、豚肉が食べ親しまれてきた。養豚業が盛んであった十勝地方の帯広市が「豚丼」発祥の地といわれている。厚切りの豚肉を砂糖醤油で味付けしたタレでからめ、ごはんの上にのせた「豚丼」は帯広市の名物料理となっている。
昭和初期に帯広市内の食堂で、炭火焼きした豚肉にうなぎの蒲焼き風のタレを使用した丼をつくったのが「豚丼」の発祥といわれている。当初は、農家や開拓者が汗を流し働く姿を見て、スタミナ料理を提供したいと思い、食材にうなぎを使おうと考えたものの、うなぎは高価で手に入りにくかった。そこで目を付けたのが、豚肉だった。当時は、十勝地方では養豚業が盛んにおこなわれていたこともあって、豚肉は身近で手に入りやすかったという。こうして帯広の地で誕生した「豚丼」は、いまでは全国でも知られるほど有名となった。
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2014/6/27 16:25:24 登録 2024/4/1 17:33:52 更新
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