• No.349
  • 料理・グルメ

鳥取とうふちくわ (鳥取県/鳥取市)

ふっくら食感で続いて広がる大豆の甘い香りに、噛めばジワッと魚の旨みが出てくる。
基本の蒸し・焼き、そして近年鳥取で大人気のネギ入りにカレー味、さらに海鮮にコーンなどもある。

山陰・鳥取といえば、日本海の新鮮な魚の宝庫。「鳥取とうふちくわ」は江戸時代から続く鳥取のソウルフード。
名前のとおり「とうふ」を原材料に使っており、店によって多少異なるが基本的にはもめんとうふ7、白身魚(すり身)3の割合で作られている。そのふっくらした食感と大豆のコク、そして魚の旨み、この塩梅が絶妙。鳥取ならではの味が楽しめる。
酒のおつまみとしても最適で、おかず、惣菜としてもご飯がすすむ美味しい一品。

こんにちくわ!鳥取とうふちくわ総研、略してとー総研です。とうふちくわを通じて鳥取市のPRや食によるまちおこしを目的にイベント・フォーラムを主催しています。鳥取とうふちくわは焼きたてと海鮮やコーンなどが入った天ぷらに絶品アツアツのバター炒めを盛り合わせた特製膳です。(鳥取とうふちくわ総研)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/toufu_chikuwa_tottori.html)

一般的にちくわといえば、魚肉が普通だが、「とうふちくわ」は全国でも鳥取県中・東部地域に見られる独特の加工食品で、木綿豆腐と白身魚のすり身をほぼ7対3の割合で混ぜて蒸し上げる。味は非常に繊細で、噛みしめるとふんわり豆腐の香りがする。
江戸時代、漁港の開発が遅れたため、魚は貴重な食べ物で、とても庶民の口に入るものでなかった。そのため、鳥取藩主池田光仲公が「魚の代わりに豆腐を食べなさい」とのお触れを出したことにはじまるという説が有力といわれている。タンパク質を補うため豆腐が奨励され、「豆腐で新しい料理ができないものか」と考案したのが、魚肉の代わりに豆腐を使った「とうふちくわ」だ。山村の多い鳥取県では、田んぼの畦にも大豆が栽培され、豆腐の消費は多かった。

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鳥取とうふちくわ

2013/3/25 19:58:17 登録 2024/5/5 15:45:39 更新

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