• No.3482
  • 料理・グルメ

いかすみ汁 (沖縄県)

白いか(アオリイカ)の墨で仕上げる真っ黒なご当地汁。のぼせや頭痛、肩こり、産後の回復によいとされ、沖縄県では出産直後の女性が最初に食す料理がいかすみ汁であったとされています。
身が甘くスミにコクがあるアオリイカを使用。具材はイカ以外に、豚の三枚肉と沖縄野菜のンジャナ(苦菜)がマストアイテム!
発祥には諸説あり、キリスト教布教のために沖縄に来ていた宣教師によって伝えられたという説もあります。

いかすみ汁をはじめ、「クリジューシー(クリ=イカスミ、ジューシー=雑炊や炊き込みご飯など)」と呼ばれる雑炊や「イカスミそば」など、沖縄にはイカスミを使う食文化が根付いており今日も愛されています。

いかの墨で仕上げた珍しい真黒の汁物です。口一杯お歯黒のように黒くしながら食べる風景は実にユーモラスで、そのコクのある味わいが受けています。いかの墨のことを[クリ]ともいい、雑炊にいかの墨を入れた[クリジューシー]とよばれている雑炊もあります。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/47_12_okinawa.html)

「イカスミ汁」は、イカ墨を加えた真っ黒な汁物で、白イカとも呼ばれるアオリイカと脂身の少ない豚肉、ンジャナと呼ばれるニガナを煮込み、仕上げにイカ墨加える。食べるとお歯黒のように口が黒くなるユニークな郷土料理だ。イカ特有の甘みとコク、苦菜のほろ苦い苦みが唯一無二の味わいを作っており、特徴で、「アジクーター(旨味のきいた深みのある味)」といわれる味わいがある。また「サギグスイ(下げ薬)といわれ、悪い物を体から出す解毒作用があると言われ、のぼせや頭痛、産後の回復に効くとして、健康食としても重宝されてきた。イカスミの効能を生かすには煮すぎないように作るのがポイントだ。 イカスミは沖縄県の言葉でクリといい、「クリのお汁」ともとも呼ばれている。イカスミは、沖縄ではポピュラーな食材のひとつで、雑炊に入れた「クリジューシー」やソースの代わりにイカスミで沖縄そばを炒めた「イカスミ焼きそば」もある。

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2014/6/22 9:50:03 登録 2024/8/9 14:02:03 更新

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