- No.3461
- 料理・グルメ
そば米雑炊 (徳島県)
「そば米」とは、そばの実をゆでてから乾燥させ、皮を取り除いたものを指します。それを雑炊とした料理。
そばを粒で食べるのは徳島県独特。稲作に適さない土地で主食として、先人の知恵からうみだされた料理です。発祥は、源平の合戦に敗れた平家の落ち武者が東祖谷村に身を潜めた際に、都を偲んで正月にそばを用いて雑炊やそば団子を料理した事からとされています。
現在では徳島県民の日常のおかずとして、季節を問わずに親しまれている一品です。
そば米とは、そば粒をゆでて乾燥し、表皮を剥いだものの事をいいます。その昔、平家の落ち武者が都を偲んで正月料理に作ったのが始まりといわれています。そばはほとんどの地方で粉に引いてそばがき等にして食されますが、粒食というのは全国でも珍しいそばの頂き方です。県民に親しまれている一品です。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/44_1_tokushima.html)
昔、徳島の祖谷(いや)地方は山々に囲まれており、米が育ちにくい気候とされていた。その祖谷地方に源平合戦で負けてしまった平家がやってきた際に、米の代わりとなり、なおかつ栽培期間が短いそばの実を育て、そばを作ることが定着したと言われている。「そば米雑炊(そば米汁)」はそんなそば文化から生まれた郷土料理。通常、そばの実を粉にしてそばを作るが、そば米雑炊ではそばの実をそのまま塩ゆでして殻をむき、乾燥させる。これを「そば米」として、野菜や肉とともにだしで煮込み、雑炊に仕上げる。 そばはたんぱく質やミネラル、食物繊維も多く含まれており、単体で栄養価値が高い。そこに野菜や肉をたっぷり加えて作る雑炊は栄養バランスのとれた一品となっており、今もなお県民に親しまれ続けている。
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2014/6/20 20:27:18 登録 2024/5/6 15:22:43 更新
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