• No.3456
  • 料理・グルメ

ばらずし(岡山ずし) (岡山県)

新鮮な海の幸と彩り豊かな旬の野菜を盛り合わせた郷土寿司です。
 
江戸時代、備前岡山の藩主池田光政候が質素倹約を奨励し、「食膳は一汁一菜にせよ」との倹約令を布告しました。やむなく庶民たちは、たくさんの魚や野菜を混ぜ込んだ寿司飯を「一菜」とし、それに汁物を添えて、体裁を「一汁一菜」としたのが発祥です。

窮余の策からうまれたばらずしは、岡山ずしやまつりずしとも呼ばれ、現在ではお祭りや祝い事、来客の接待などにおけるハレの食として親しまれています。

岡山ずしは別名「ばらずし」「まつりずし」「ちらしずし」とも呼ばれ、備前岡山地方ではお祭りや祝い事、来客の接待などに作られます。
昔、岡山藩主池田光正公が、庶民は一汁一菜にせよ、との節約令を出し、やむなく庶民は魚や野菜を寿司の具に使えば飯を食べる時のお菜ではなくなるという窮余の策から、たらい状の半切り桶の中に詰めたすし飯に、味をつけた野菜や魚介類を十種余りも入れて、かき混ぜて食べたそうです。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/41_1_okayama.html)

まつりずしは、「岡山ばらずし」「備前ばら寿司」とも呼ばれ、備前岡山地方ではお祭りや祝い事、来客の接待などに作られる。野菜や魚介、瀬戸内海の豊かな食材を詰め込んだ、華やかなちらしずしである。江戸時代、岡山藩主であった池田光正公が、ぜいたくをしないように「庶民は一汁一菜にせよ」との節約令を出した。そこで庶民は、魚や野菜をすしの具に使えば飯を食べる時のお菜ではなくなる、という理屈で、たらい状の半切り桶の中に詰めたすし飯に、味をつけた野菜や魚介類を十種余りも入れて、かき混ぜて食べた。入れられる具材の魚や野菜は、家庭や地域によってさまざまで、サワラやアナゴのほかにもモガイ、エビなどの魚介類や、タケノコやゴボウを入れることもある。また、まつりずしを蒸して温めた「ぬくずし」という食べ方もある。「ぬくい」は岡山の方言で「温かい」を意味する。

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ばらずし(岡山ずし)

2014/6/20 20:23:33 登録 2024/5/6 8:51:30 更新

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