- No.3454
- 料理・グルメ
あごのやき (鳥取県)
あご(トビウオ)を使って作られたちくわ。別名「あごちくわ」ともいわれ、鳥取の西部から島根の一部にかけて作られています。
初夏の暖かい季節に直火で作るこの料理は屋外で料理することが多く、そこから「野焼き(のやき)」と呼ばれるようになったといわれ、それが転じて「あごのやき」の名が付きました。見た目はちくわと似ているが酒やみりんなどでしっかりと下味をつけられ、いわゆるちくわとは別の味わいです。
現在は工場生産が一般的ですが、焼きの工程については職人による熟練の技術が必要です。
あごとは、トビウオのことで、のやきはちくわを大きくしたような形をしている。トビウオは回遊魚で、山陰沿岸には産卵のために5月~7月にかけて来遊します。漁獲シーズンは刺身でも食べ、のやき、かまぼこ、あごだしなどに加工されている。昔から庶民的な食べ物として、酒宴の肴にはなくてはならないものであった。
2014/6/20 20:21:51 登録 2014/7/3 14:04:42 更新
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