• No.3448
  • 料理・グルメ

ぼたん鍋(ボタン鍋) (兵庫県/丹波篠山地方)

兵庫県丹波篠山地方は冬を迎えると猪の狩猟が盛んに行われます。夜明けになると猟師達が山を巡り、その日に仕留めた獲物を町に持ち帰ります。猪肉(ししにく)食文化のなかで代表的な料理がぼたん鍋です。

大皿に猪肉を盛り付けた様子が牡丹の花を思わせることからその名が名付けられたと言われます。薄切りの猪肉を白菜やにんじん、ごぼう、きのこなどの野菜とともに煮込んで食します。

もとは明治期の軍隊食、味噌仕立ての猪鍋がルーツとされ、現在も篠山市には数多くの専門店が存在します。

丹波篠山は、山の幸に恵まれていて、秋になると黒豆の枝豆や大粒の丹波栗が採れ、そして冬になるとぼたん鍋の季節になります。丹波は猪肉の本場で、その代表がぼたん鍋です。「雪がちらちら丹波の里で、猪(しし)が飛び込むぼたん鍋」と、でかんしょ節に歌われてます。猪の肉の盛り付けた姿が、牡丹の花を思わせるところから、名がつけられたそうです。猪の肉は煮込む程柔らかくなり、栄養的にも優れています。

2014/6/20 20:16:18 登録 2014/11/5 15:36:10 更新

アクセス 148 pt

ぼたん鍋(ボタン鍋)の写真準備中

[次] → 鯨の竜田揚げ

ページの先頭