• No.3428
  • 料理・グルメ

やきとり(やきとん) (埼玉県/東松山市)

埼玉県東松山市では鶏肉ではなく豚肉を串にさし、炭火でじっくり焼いたものをやきとりと言います。特にかしら肉(豚のほほとこめかみの部分)を利用したものが主流です。

昭和30年代、食肉センターでは利用価値が低いとされていた豚のカシラ肉に着目し、辛味噌のたれを用いてやきとり風に調理したのがはじまりとされます。辛味噌の風味は東松山独特の味とされ、広く人気を得ています。

現在も東松山市内には軒先に「やきとり」の文字が多く見受けられ、国内初のやきとり組合も存在。品質の向上を図っています。

特に頭肉を利用したものが主流で、軽く塩焼きしたものを10種類以上の香辛料をブレンドしたピリ辛味噌だれで食べるのが一般的です。豚肉も鶏肉も利用することから、平仮名で「やきとり」と呼んでいます。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_16_saitama.html)

東松山駅を中心に「やきとり」ののれんを掲げるお店が数多くある東松山市は、北海道の美唄市、室蘭市、福島県福島市、愛媛県今治市、山口県長門市、福岡県久留米市とならんで日本7大「やきとり」の街と呼ばれる。東松山市の「やきとり」は、鶏肉を使った一般的なものではなく、豚のこめかみから頬にかけてのカシラ肉を使うのが特徴。かつてカシラ肉は食肉としてはあまり使われず、加工食品の材料になることが多かった。その後、地域の大きな工場で働く従業員の食をささえる存在になった。「やきとり」は、カシラと長ネギを交互に刺し炭火でじっくりと焼き、塩味で提供されるが、お客の好みでつける味噌だれが味の決め手。味噌だれはお店によって味わいが異なり、お店の個性が表れるポイントでもある。

2014/6/20 20:01:48 登録 2024/4/16 15:27:08 更新

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