• No.3410
  • 料理・グルメ

どんがら汁 (山形県)

味噌ベースの汁に寒鱈(かんだら)の身、頭、はらわたを入れ、ねぎや大根、豆腐などの野菜とともに食す鍋料理。寒鱈とは、冬場に産卵のため回遊してくる脂がのり身体が大きい鱈のことを指します。

「どんがら汁」の名の由来は寒鱈の「身とガラ」を用いることから「胴殻(どうがら)」が変化したとされ、魚を余さず丸ごと食べる庄内地方の漁師料理として古くから伝えられてきました。

現在でも、冬場になると庄内各地で「寒鱈まつり」が開催され、学校給食でも通常の献立として食されており、山形県の家庭の味です。

どんがら汁とは、寒鱈の身のブツ切り、内臓、頭などをすべて鍋に入れ、ネギと一緒に味噌で煮込むダイナミックな料理です。白子や肝臓から出るうまみが絶妙な味わいで、食べる直前に入れる岩のりが一層、磯の香りを漂わせます。

2014/6/20 19:40:03 登録 2024/4/8 19:43:50 更新

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