• No.3407
  • 菓子・甘味

ずんだ餅 (宮城県)

ずんだとは枝豆で作られる緑色の餡を指します。ゆでた枝豆の甘皮をとりのぞき、すり鉢でつぶしたものに砂糖を加え、塩と水で味を調えたものです。それをつきたての餅にからめた郷土菓子。

米どころの宮城県には笹巻き餅やくるみ餅、納豆餅など年中行事や祝い事で食される餅料理が50種類以上あると言われます。その中でも風味豊かなずんだ餅は人気が高く、現在でもお盆などに多くの家庭で食べられています。

ずんだクレープやずんだシェイク、アイスクリームなど、派生料理も多くうまれています。

米どころの宮城には笹巻き餅、くるみ餅、納豆餅、しょうが餅、ごま餅など数十種類の餅料理があり、年中行事やお祝い事に欠かすことのできない伝統料理です。 なかでもずんだ餅(じんだ餅)は最も代表的で、仙台地方の名物になっています。「ずんだ」とは枝豆の事です。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/zunda_mochi_miyagi.html)

宮城県では餅を食べる機会が多く、正月、婚礼、法事、葬儀などの年中行事には欠かさず餅が食べられているという。昔は家庭で餅がつくられてきたが、近年は出来上がった餅を購入する人が多くなってきている。
餅がよく食べられるためか、種類も豊富である。どじょうを使ったふすべ餅、くるみを使ったくるみ餅、他にもごま餅や、納豆餅、ずんだ餅などがある。ごま餅やくるみ餅、ずんだ餅は来客用として出されることが多い。
その中でもずんだ餅は宮城県を代表する郷土料理の一つである。ずんだ餅という名前にも諸説あり、甚太という農夫が創作したという説、伊達政宗公が陣太刀の柄で枝豆を砕いた説…とさまざまである。江戸末期にはこの和え衣がずんだとして定着していったということで、すでに枝豆が利用されていたという。また、豆を打つ音「ずんだ(豆ん打)」を表したとの説もある。ずんだはつくるのに手間がかかるため、かつては子どもたちがさやから豆を取り出す作業をおこなうなど、家族総出でつくっていたという。
緑色の鮮やかなずんだ餡は、砂糖や塩で味付けされるが、餅にからめるときは砂糖のみで味付けをされることが多い。

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2014/6/20 19:36:11 登録 2024/4/5 15:13:47 更新

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