• No.3404
  • 料理・グルメ

石狩鍋 (北海道)

鮭・キャベツ・ジャガイモ・タマネギなどを煮込み、北海道の幸をたっぷり入れる鍋。
新鮮な鮭の身のぶつ切りと中骨を含めた「あら」を鍋に入れ、キャベツや玉ねぎ、豆腐などの野菜とともに味噌で味を調えて食す、北海道を代表する鍋料理。

石狩地方では江戸時代から鮭漁が行われ、船上で漁師たちが厳冬に耐えたご褒美として鍋を楽しんだ事が始まりとされます。

現在では全国にその名が知られる石狩鍋。平成20年には市内の飲食店店主らが石狩鍋PRを目的として「あき味の会」を設立し、市内外でのさらなる普及を行っています。残ったスープで食べる雑炊もまた美味。

その昔、漁師達が鮭を鍋にして食べた事から広まったと言われる料理で、戦後から食べられるようになりました。
主要な漁場が石狩川であったことからこの名前が付けられ、鮭一匹を余すことなく使い、北海道の醍醐味を味わえる料理です。本州の鍋と違い、白菜や里芋の代りにキャベツやジャガイモをいれます。

サケの身のぶつ切りと「あら」、そして鍋の具材としては珍しくもあるキャベツやタマネギを入れた《石狩鍋》は味噌味が基本。魚臭さを抑えてうま味を引き出すために「さんしょう」をかけるのが、本場の食べ方だそうですよ。


出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ishikarinabe_hokkaido.html)

「石狩鍋」は、北海道を代表する郷土料理である。その名の通り、サケで有名な石狩川の河口にある石狩町から生まれた漁師料理とされる。石狩地方では、江戸時代からサケ漁が盛んにおこなわれていた。大漁を祝う際、漁師たちはとれたてのサケのぶつ切りやあらをそのまま味噌汁が入った鍋に入れ、ご褒美として食べていたといわれている。
昭和20年代ごろには、石狩市のサケの地びき網漁が“北海道の水産業の象徴”として注目されると、その漁見たさに多くの観光客が集まった。地びき網漁は網を海に入れてから引き上げるまで時間があるため、その時間を待つ観光客に「石狩鍋」を振る舞ったところ、美味しいと評判になり、全国的に知られるようになったといわれている。

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石狩鍋

2014/6/20 19:25:07 登録 2024/4/3 16:57:46 更新

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