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- 料理・グルメ
ジンギスカン (北海道)
マトンやラム肉を特製のタレに漬けこみ、中央部分が盛り上がった専用のジンギスカン鍋で調理する焼肉。調理の際は鍋の中央で焼かれる肉から出た肉汁がふちで焼く野菜にかかり、ちょうど良い味付けになります。
はじまりは、羊毛をとるために飼育されていた羊の肉の活用法としてうまれた料理です。
・ジンギスカン提供店は、札幌市内だけでも250軒以上!
・札幌・すすきのに5店舗を展開する老舗ジンギスカン専門店「だるま」では、マトン(生後2年以上の羊肉)のみを提供!
・家庭では、タレに漬けた味付きジンギスカンが定番! 手軽さとタレで煮込んだ野菜が魅力!
・冷凍スライス肉も家庭で食べるときの定番! ジンギスカンのタレが必須で、ベル食品とソラチのタレが2大巨塔!
・ブランド羊肉「北海道産サフォーク種」は、日本での流通量が1%以下! クセがなく、肉質が柔らかいのが特徴で、新鮮なレバーを提供するお店もある。
現在は日本各地で食されていますが、現地の北海道では休日となると川沿いでジンギスカンパーティをする姿も見られます。味を付けない生肉を焼いて、漬けダレで食すこともあります。
・北海道民が家庭で食べるジンギスカンは、味付きジンギスカンが大定番!
・道内各地に、タレの甘さや濃さが異なる味付きジンギスカンメーカーが存在! 北海道民の好みに細かく対応!
・道東の十勝エリアでは、ホルモンとジンギスカンを合わせた「ホルジン」が定番!
・道北の名寄市では、ジンギスカンを鍋で煮込んだ「煮込みジンギスカン」が定番!
羊の肉を特製たれにつこけんだジンギスカンは、道産子の日常食として欠かせないものです。冬以外であれば、屋外でジンギスカンを楽しみます。中央が凸型に盛り上がっていて、ちょうど鉄の帽子のような形になっているジンギスカン鍋で、肉を中央にならべて焼くと、鍋のふちの野菜に自然に肉汁がかかって、ちょうど良い味がつきます。また味をつけない肉を「つけだれ」で食べる方法もあります。
満州の野戦料理を、日本に持ち帰ったのがルーツと言われ、北海道遺産や北海道郷土料理として認定されている。 専用のジンギスカン鍋で、羊肉ともやし・玉ねぎ・ピーマンや季節の野菜とともに焼いて食べ、低カロリーで女性にも人気。
事前にタレに肉を漬けこむタイプと、生肉を焼いてからタレに漬けて食べるタイプがあり、タレも味噌ベースや醤油ベースなど店によってこだわりもさまざま。うどんや餅を加える店もある。
札幌市の人気花見スポット・円山公園は、花見期間中のみ火気の使用を許可。北海道民は満開の桜の下でジンギスカンパーティーを楽しむという。さらに北海道神宮や五稜郭公園でもジンギスカンパーティーを楽しみ、五稜郭公園では電話予約で場所取り、コンロ・食材を用意するサービスもある。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/jingisukan_hokkaido.html)
成吉思汗(じんぎすかん)
大正時代、第一次世界大戦の勃発により、羊毛の輸入が困難になると、国策として、綿羊飼育が奨励された。当時、北海道でも綿羊飼育が盛んとなり、このころから羊肉が食べられるようになったといわれている。第二次世界大戦後、衣料資源の不足によって、日本全国各地で羊毛需要がさらに高まるが、次第に輸入羊毛や化学繊維が国産羊毛に普及すると、北海道内では綿洋飼育から羊肉用の飼育へと変わっていった。「ジンギスカン」は当時の羊肉消費拡大のために根づいた料理といわれている。
「ジンギスカン」の発祥は諸説あるが、昭和のはじめごろ、羊肉を食べる習慣のなかった日本人向けに中国料理の「コウヤンロウ/カオヤンロウ(羊の焼肉)」を参考に考案されたなど、いわれている。
いまでは全国的にも有名となり、平成19年(2007年)には「石狩鍋」、「鮭のチャンチャン焼き」とともに、「農山漁村の郷土料理百選(農林水産省主催)」に選ばれている。
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2014/6/20 19:24:30 登録 2024/11/23 12:01:39 更新
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