- No.3324
- 料理・グルメ
ふくめん (愛媛県/宇和島市)
・魚のそぼろ(紅白)、青ネギ、ミカンの皮をきっちり4等分にデコレーション。その下には大量の糸こんにゃく!
・食べるときはきれいな盛り付けを崩し、跡形もなくすべて混ぜ合わせて食べる!
・糸こんにゃくを隠す盛り付けだから、「ふくめん」と名付けられたという。
「てこね寿司」三重県伊勢志摩地方
・カツオのヅケ、大葉、紅ショウガをトッピングしたちらし寿司。カツオのヅケはごはんの中にも混ぜ込み、ヅケダレは甘めの味付け。
・魚はカツオが定番だが、旬の白身魚・青魚でもOK。
・志摩半島のカツオ漁師が、船の上でカツオのヅケとごはんを手でこねて作り、食べたのが始まりだという。
紅白に色付けした魚のそぼろ、青ネギ、ミカンの皮を4分割にして敷き詰めたカラフルな料理。その下には細いこんにゃくが詰まっている。宇和島伝統のお祝い料理「鉢盛料理」の一品だと考えられ、明治時代に入って4色に盛られるように。四季を4色で表現し、ハレの日の料理として振る舞われるようになったと考えられている。
白、黄、緑、桃と色鮮やかな料理で、名前の由来は、こんにゃくを切ることを「ふくめ」と言うためこの名前となったとも、こんにゃくが見えなくなるまで「覆面」することからこの名前がついたとも言われています。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/fukumen_ehime.html)
「ふくめん」は、宇和島藩の行事食として伝わったといわれており、主な材料となるこんにゃくは、こんにゃく芋からつくられるが、この芋は江戸時代の飢饉の際にも、良く収穫され、当時は食糧確保のために栽培されるようになった。「ふくめん」の名前の由来はいくつかあり、宇和島ではこんにゃくのことを「山ふく」と言い、それを麺の様に細く切って使用した料理なので、「ふく麺」、また、こんにゃくが見えなくなるほど、そぼろですっかり覆面するのでこの名がついたという説や、材料を細かく切ることを「ふくめ」というからという説などがある。
こんにゃくの上にのせるピンクのそぼろは春、緑のネギは夏、みかんのオレンジを秋、白のそぼろを冬とし、四季を表すことでハレの日の料理として振舞われるようになったといわれている。
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2014/4/18 16:28:02 登録 2024/5/7 10:33:09 更新
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