• No.331
  • 料理・グルメ

久慈まめぶ汁 (岩手県/久慈市・九戸郡)

クルミや黒砂糖を包んだ団子を、野菜、焼き豆腐、油揚げ、かんぴょう等と共に昆布と煮干しの出汁で煮込んだ郷土料理。

久慈市山形町で、昔から冠婚葬祭のごちそうとして作られていましたが、今は一年中家庭の行事食として作られるうま煮です。
小さく切ったにんじん、ごぼう、かんぴょう、干ししめじ、焼き豆腐、油揚げを入れた汁に、小麦粉をこねて親指大にちぎり、中にくるみと黒砂糖をいれてまるめた「まめぶ」を入れた醤油味の汁気が少なく実だくさんの料理。丸めた「まめぶ」に片栗粉をまぶしているので汁にとろみがあります。

久慈まめぶ部屋は久慈市山形町の荷軽部地区の青年部を中心とした郷土食まめぶ汁でまちおこしをしようというボランティア団体です。久慈まめぶ汁は久慈市山形町で江戸時代から作られていたハレ食(慶弔料理)祝い事、弔い事に欠かせない郷土料理。(久慈まめぶ部屋)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_3_iwate.html)

「まめぶ汁」とは煮干しや昆布だしが利いた醤油系の汁に、身近な野菜や焼き豆腐などの具と、くるみの入った小麦粉の団子「まめぶ」を入れて煮込んだ久慈市山形町(旧山形村)の郷土料理。
凶作が続いた江戸時代に、「ハレの食事」の麺類に代わる代用食として、小麦粉にくるみの実を包んだ団子を食べていたのではないかと言われる。名前の由来は、「豆粒大である」ことや「まり麩(ふ)に似ている」からという説や、「忠実忠実(まめまめ)しく健康で達者に暮らすという願いを込めてつけられた」という説がある。
地域や家庭により入れる野菜などは異なるが、煮干しと昆布でだしをとること、醤油味であること、団子にくるみを入れることは共通している。団子に黒砂糖を入れることもあり、汁の塩気と黒砂糖の甘みが同時に楽しめる独自の味である。

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2013/3/25 19:23:48 登録 2024/4/5 13:17:39 更新

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