• No.318
  • 料理・グルメ

富士吉田うどん(吉田のうどん) (山梨県/富士吉田市)

キャベツと馬肉が入っている郷土料理のうどん。付け合せに油揚げが入る場合もある。
最も大きな特徴は、硬く非常にコシが強いうどんです。

・吉田のうどんの提供店は、富士吉田市だけで60軒以上! 昔ながらの店は、自宅を店舗にしている店が多い!
・吉田のうどんの肉=馬肉! 馬肉が入った「肉うどん」を注文するのが定番!
・最大の特徴は、硬くて極太の麺! うどんの「のどごし」ではなく、「歯ごたえ」を楽しむ!
・食べる時のマストスパイスは「すりだね」。すりだね=唐辛子・山椒・ゴマを練った辛味調味料。
・吉田のうどんのお店では、基本、替え玉が可能! 替え玉&すりだねで無限に楽しめる!?

硬く非常にコシが強い麺を味噌かしょうゆ、またはあわせたもので作ったつゆに、にんじん、ゆでキャベツ、ごぼう、油揚げ、馬肉などを具として食す吉田うどん。

吉田市近郊では、気候的、風土的に稲作が難しく雑穀栽培とともに水掛麦と呼ばれる農法で麦が栽培されてきました。そのため日常的には野菜を多く使ったほうとうを、祭りなどのハレの日には麦を多く使ったうどんが食べられていたようです。

現在も、富士吉田市内に60軒以上のうどん屋が存在し、多くの観光客が訪れています。

シンプルな「かけうどん」のほか、馬肉を甘辛く煮た「肉うどん」、冷たい麺に冷たい汁を満たした「冷やし」、暖かい汁に冷たい麺をつけて食べる「つけ麺」が一般的です。いずれも煮キャベツが具として入っています。

「吉田うどん」は山梨県富士吉田市で食べられているうどんで、硬く、コシが強い麺と「すりだね」(一味、山椒粉、蜜柑粉、胡麻油、みりん)を入れるのが特徴の郷土料理。農林水産省「郷土料理100選」にも選ばれている。
コシが強く、太めのもちもち麺は、しっかりとした噛み応えを堪能できる。トッピングでは定番のねぎ、キャベツ、わかめ、海老天玉、ちくわ天のほか、吉田ならではの馬肉がある店も。
店によって独自の「すりだね」やだし汁の違いがあり、さまざまな味わいの吉田うどんが楽しめる。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/yoshida_no_udon_yama_nashi.html)

「吉田のうどん」はびっくりするような歯ごたえとコシ、太さのある小麦粉の麺を、味噌や醤油など出汁のきいた汁で食べる富士吉田市周辺の郷土料理である。富士山北麓の富士吉田市は標高700~900mほどの冷涼な気候、火山灰土の地質により昔から稲の栽培には不向きだった。代わりに小麦、大麦、蕎麦のほか雑穀などを栽培し、合わせて粉物の食文化が進んでいった。また、昭和初期、富士吉田では繊維業が盛んで、織物の機械を動かす女性が、昼食の準備で作業が止まらないように、また、絹糸を触る手が荒れないようにと、行商担当の男性たちが昼食にうどんをつくるようになったといわれる。男性たちは腹持ちの良いうどんをと力強く練るため、歯ごたえ、コシが特徴となったという。山梨県の郷土料理として「ほうとう」が有名であるが「吉田のうどん」もまた昔から親しまれているため、現在では富士吉田市周辺に限らず、山梨県の名物としても名高い。

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富士吉田うどん(吉田のうどん)

2013/3/3 9:20:28 登録 2024/4/18 9:49:17 更新

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