- No.2709
- 料理・グルメ
紅しょうがの天ぷら (大阪府)
大きめの紅しょうがを天ぷらにしたもの。大阪では、紅しょうがは、たこ焼きやお好み焼きに使われていることから違和感はない。
紅しょうがは、焼き飯の付け合せや出し巻きにも使われることがある。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/39_30_osaka.html)
その名の通り、紅しょうがの薄切りに衣をつけて揚げた天ぷらのこと。大阪府、奈良県、和歌山県など近畿地方で親しまれている料理である。梅酢の酸味、ピリッとしたしょうがの辛味がアクセントとなり、酒のつまみにもってこい。また、茶色や黄色が多くなる天ぷら類のなかで、紅しょうが天の鮮やかな赤は目をひき、食欲をそそる。
紅しょうがはしょうがの根茎を梅酢に漬けたもので、梅干しを作ったあとの梅酢を再利用して作られた。
紅しょうがの天ぷらがどのような経緯で食されるようになったかは定かではないが、昭和15年に発表された織田作之助の短編小説『夫婦善哉』に「路地の入り口で牛蒡、蓮根、芋、三ツ葉、蒟蒻、紅生姜、鯣、鰯など一銭天婦羅を揚げて商っている種吉は」という記述があり、昭和初期にはすでに大阪庶民の食べ物であったことが伺える。
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2013/10/24 21:26:38 登録 2024/5/1 14:04:14 更新
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