• No.2642
  • 料理・グルメ

キビ刺し (鹿児島県)

キビナゴの刺身のこと。
キビナゴはてんぷらにもすることもある。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kibinagonosashimi_kagoshima.html)

鹿児島県は、鹿児島湾、東シナ海、太平洋など広い漁場に恵まれ、海の幸も豊富である。なかでも鹿児島県の郷土料理に欠かせない魚として名が挙がるのがキビナゴである。キビナゴはニシン科の魚で、体長は10cmほどである。独特な帯状の縞模様があるが、鹿児島県南部の方言で、帯のことを“きび”、小魚のことを“なご”と呼ぶことから、その見た目の特徴に合わせキビナゴと呼ばれるようになったといわれている。
キビナゴの産地として特に知られるのが、鹿児島本土の西に位置する甑島(こしきしま)である。日本有数のキビナゴの産地として知られ、全国の水揚げ量の20%以上を占めている。鮮度が落ちるのが非常に早いため、漁獲地以外で広く流通することは少ないが、漁獲量が多い鹿児島県だからこそ、さまざまなキビナゴ料理が親しまれている。天ぷらや南蛮漬けといった料理も人気があるが、キビナゴを手開きした「きびなごの刺身」は、新鮮なキビナゴが手に入る地域だけの特権である。「きびなごの刺身」は、菊の花をかたどった“菊花造り”にし、酢味噌に付けて食べるのが特徴である。

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キビ刺し

2013/7/18 17:41:19 登録 2024/5/14 8:21:26 更新

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