• No.161
  • 料理・グルメ

味噌煮込みうどん (愛知県/尾張地方)

蓋を採り皿にして食べる。そのため蓋には穴が無い。
ごはんをセットで食べるのが基本。残った汁にごはんを付けて食べる。

尾張地方できしめんと並んでよく食べられる。土鍋にこしの強い手打ちうどんと豆味噌、鶏肉、油揚げ、卵、ねぎ等を入れ、ぐつぐつ煮込む。伊吹おろしで冷え込む夜には心待ちする料理である。

土鍋に入れた固めのうどんと具を味噌で煮込む。

「名古屋味噌煮込うどん」は豆味噌をスープとしてツルツルとのどごしのよいうどんと一緒に煮込んだ名古屋の名物グルメ。
一人前用の小さな土鍋でうどんを煮立て、熱い土鍋はそのままに食卓に出される。具材は鶏肉、月見卵、ネギ、シイタケ、餅、天ぷらなどが一般的。スープは、店によってまざまな味噌をブレンドして、煮込うどんに合った店独自の味を作っている。最後にごはんを入れ、おじやにするのも美味。
寒い季節には体を芯から温めてくれ、若者からご年配の方まで幅広い世代に人気の一品。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/misonikomiudon_aichi.html)

「味噌煮込みうどん」は、「きしめん」と並び愛知県の代表的な麺料理の一つ。八丁味噌仕立ての汁にコシの強いうどんを入れて煮こんでつくる。「味噌煮込みうどん」は家庭料理だったが、明治時代には一宮市の飲食店で提供されていたとされる。その後、名古屋市を中心とした地域でよく食べられるようになったといわれる。
愛知県を代表する調味料である八丁味噌は、徳川家康の居城であった岡崎城から八丁(約870m)離れたところにある八丁村(現・岡崎市八帖町)が発祥の豆味噌で、濃厚な味わいと色味が特徴である。ほぼ大豆を原料とし、長い期間、発酵と熟成をおこなう。
また八丁味噌は、ほかの味噌と比べて栄養価が高く、三河の地において、その健康効果も踏まえた赤味噌文化が強く根づいていた。そのため、赤味噌を使った郷土料理が愛知県には多数存在し、「味噌煮込みうどん」もその代表的な料理の一つであるといえる。
うどんは、「ほうとう」などと同じく、小麦粉と水だけでつくり、塩は使わない。塩を使わないことで、煮こんでも柔らかくなりにくく、しっかりコシが残るためである。

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味噌煮込みうどん

2012/11/22 23:55:16 登録 2024/4/25 11:33:21 更新

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