• No.127
  • 料理・グルメ

太平燕(タイピーエン) (熊本県/熊本市)

春雨スープに五目炒めを合わせ、揚げ玉子を添えた料理。
・熊本県内にタイピーエンを出すお店は400店舗以上。中華料理店に行けば、ほとんどのお店で食べられるという。
・タイピーエンの絶対条件は、ローカロリーの春雨。この春雨を使用することでタイピーエンのカロリーは、約350キロカロリー(熊本ラーメンが約490キロカロリー、長崎チャンポンが約600キロカロリー)。
・タイピーエンの春雨は、緑豆100%のものが使われている。緑豆の春雨は煮ても適度な弾力を残すため、タイピーエンには最適だという。

春雨とたっぷりの野菜で作られるヘルシーな「太平燕(たいぴーえん)」。戻した春雨に豚肉や、えび、いか、キャベツ、にんじんなどの旬の野菜とゆで卵を、鶏ガラや豚骨スープで食す熊本県のご当地料理。

もともとは中国福建省に伝わる郷土料理で、明治時代に華僑によって日本に伝来し、日本独特のアレンジが加えられたとされます。

現在は熊本県の中華料理店における定番メニューとして、しょうゆ味、塩味、トンコツ味など豊富なバリエーションで広く愛されています。「インスタント太平燕」なども人気。

熊本の中華料理店にいけば必ずメニューにある太平燕(タイピーエン)。ちゃんぽん風のスープにたっぷりの野菜、麺は春雨です。
熊本では根強い人気のある中華料理。「農山漁村の郷土料理百選」では郷土料理ではなく御当地人気料理に分類されている。

「熊本太平燕」は日本でアレンジされた中華料理の一種で、熊本では家庭でもポピュラーなご当地グルメ。
ノドごしのいい春雨にプリプリのエビ、イカなど、たっぷりの魚介と、揚げ玉子、豚肉、白菜、タケノコ、キクラゲなどの五目炒めを合わせ、揚げ卵を添えたもので、シーフードの旨味を吸った春雨は食感もよく、食べごたえ抜群。シャキシャキの具も魅力。
スープには醤油、塩、トンコツなどの味のバリエーションがあり、また揚げ卵ではなくゆで卵やウズラの卵が入っていたりするなど、店によって千差万別。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/taipiien_kumamoto.html)

熊本の中華料理店や家庭でも定番の一品で、春雨をメインに、炒めた野菜や豚肉、エビ、たけのこ、かまぼこ、しいたけなどを入れた具沢山の中華風春雨スープのことで、その上にはゆで卵を揚げたものがのっているのが特徴である。
中国福建省福州の家庭で盆や正月、その他の祝い事など特別な日に食べるスープ料理がルーツとされている。明治時代後期、福建省から長崎、熊本にわたってきた華僑が伝えたといわれるが、中国の高級食材の燕の巣の代わりに揚げたゆで卵(表面にしわがでた様が、燕の巣のイメージ)をフカヒレの代わりに春雨を使って作ったスープが始まりという説がある。福州(現在の福建省都)ではこの卵を太平卵(タイピーノン)と呼び、それを食べられると安泰に暮らせると伝えられており、縁起のよい料理とも言える。

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太平燕(タイピーエン)

2012/11/2 20:32:37 登録 2024/5/9 19:56:40 更新

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