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サンマーメン (神奈川県/横浜市)
ラーメンに、野菜あんかけをかけたものを地元では、サンマーメンという。
神奈川県のご当地ラーメン。
多摩川と大井川の間の海沿いのエリアだけにみられるこのサンマーメンは、横浜の隠れた郷土料理です。なぜか横浜の一部の地域でしか見られないこのラーメンは、一見ただの野菜あんかけののったラーメンのようですが、野菜のうまみと中でももやしのシャキシャキとした食感によって今なお愛されています 。
細麺を使った塩ラーメンもしくは醤油ラーメンの上に、歯ごたえが残る程度に炒めたモヤシ入りのあんをかけた麺料理である。モヤシ炒めの中にはキャベツやキクラゲ等の野菜や蒲鉾、豚肉の細切り等も入っていることもあり、皿うどんのあんかけによく似ている。モヤシを主とするあんかけだが、「肉そば」の肉を減らして野菜を増やしたものが原型とされている。
サンマー麺
神奈川のご当地グルメで、醤油または塩ベースのスープに、細麺のラーメン、シャキシャキの歯ごたえの残るモヤシ炒めを片栗粉を溶いたあんで絡めてトッピングした麺料理。細麺に絡むあんのトロトロ感、野菜のシャキシャキ感は絶妙のコンビネーション。
あんは一般的にモヤシがメインで、その他キャベツやキクラゲ等の野菜や蒲鉾、豚肉の細切り等を入れる。気取らず食べられる庶民的な店から、高級店まで、各店こだわったさまざまなサンマー麺が楽しめる。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/35_16_kanagawa.html)
もやし、白菜、豚肉などを入れた野菜炒めにスープを入れ、とろみをつけてラーメンに乗せた、横浜発祥の麺料理。その名の由来や漢字については諸説あるが、一説によると「生馬麺」と書き、これは「新鮮でシャキシャキした素材を上に乗せた麵」の意味になるという。
戦前から横浜中華街では肉そば(ルースー麺)がよく食べられていたが、高価だったため、まかないとして野菜入りの麺料理「サンマーメン」が作られるようになった。野菜あんをかけることでスープが冷めにくく、ボリュームもあることから人気となり、やがて県内各地の中華料理店がメニューにとり入れていった。今では県内のラーメン店や中華料理店にはサンマーメンを主力とするところも多い。横浜市民、神奈川県民にとって、サンマーメンは日常的によく目にする慣れ親しんだ品となっている。
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2012/10/22 14:44:17 登録 2024/4/17 19:50:24 更新
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