- No.7305
- 料理・グルメ
パパイヤ漬け (鹿児島県/奄美地域)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/papaiyazuke_kagoshima.html)
「パパイヤ漬け」は、パパイヤの若い実を塩漬けした後、味噌や醤油などで漬けたもので、家庭で簡単につくれる漬物として親しまれている。奄美地域のほか、沖縄県でも食されている。全国的に知られる「鶏飯(けいはん)」の薬味としても必ずそえられるほか、お茶うけにしたりと汎用性も高い。
奄美地域におけるパパイヤの歴史は比較的新しく、第二次世界大戦後、奄美群島がアメリカの統治下に置かれていた際に沖縄から持ち込まれたのがはじまりだといわれている。年間を通して温暖な奄美地域の気候はパパイヤ栽培に適し、その強い繁殖力で簡単に栽培ができたことから一気に広まり、戦後の食糧難の時代を支えた。そうした背景から奄美地域では、パパイヤを美味しく食べるための工夫がされ、その中で「パパイヤ漬け」も誕生したと考えられる。奄美地域や沖縄県では、皮が黄色くなって熟したパパイヤを果物として食べることもあるが、どちらかというとまだ青い未熟果を野菜として使うことの方が多い。
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2024/5/13 14:46:21 登録
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