- No.7298
- 料理・グルメ
せりのよごし (宮崎県)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/serino_yogoshi_miyazaki.html)
せりはセリ科の多年草で、日本全国の山野に自生している。古く奈良時代にはすでに食用とされていた記録が古事記、万葉集に残されている日本原産の野菜である。水分の多い土壌を好み、沢や河川の水際などに繁殖している。栽培も昔からおこなわれ、稲を刈った後の田んぼやあぜなどにもたくさん生えている。せりの名前の由来は、その生態から一箇所から競(せ)り合って生えているということから名がついた。
「よごし」とは白和えのことで、すり鉢やすりこ木を汚しながらつくることからこの名がついたといわれている。豆腐と白ごまを使った白和えは、その季節の野菜を加えて、栄養価が高く風味もよく、昔の人の知恵が感じられる料理である。淡白な味なので、副菜としてよく食べられる。また、白和えは、精進料理にはなくてはならない一品として法事・仏事に手づくりされる。
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2024/5/13 13:21:22 登録
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