• No.7285
  • 料理・グルメ

煮しめ (宮崎県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nishime_miyazaki.html)

煮汁が残らないように、じっくり時間をかけて煮ることを「煮しめる」といい、その調理方法から「煮しめ」と呼ばれるようになった。現在ではお総菜になっているが、もともとは祝い事や冠婚葬祭にはかかせない料理であった。お正月のおせちの三の重に敷き詰められたり、高千穂町では夜通しおこなわれる神楽奉納での振る舞い料理として提供されている。
また、昔から普段の食卓にもあがり、田植えの時期などには、農作業の合間のお昼のおかずとして食べられたといわれ、馴染み深く懐かしい味である。
さらに、各地域の具材も個性豊かである。例えば、出汁をとる素材だけでも、地鶏、いりこ、干しアジ、塩イワシ、昆布、しいたけ、猪、野鳥、海の幸、山の幸などさまざまなものが伝わっている。素材についても、県北部では干したけのこやしいたけ、県央部では鶏肉、西米良村ではイワシの丸干しと、地域によっても特色がある。

2024/5/10 15:34:53 登録

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