- No.7280
- 料理・グルメ
こねり (大分県/豊後大野市)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/koneri_oita.html)
「こねり」は、夏の野菜である、なすやにがうりを油で炒めて、出汁で溶いた味噌で味付けをし水で溶いた小麦粉を入れとろみをつける料理。野菜から出る栄養を含んだ水分を小麦粉が閉じ込めるので効率よく栄養を取れる。食欲が低下する夏でも食べやすいので、家庭でよくつくられていた。小麦粉を入れて練ることから「こねり」という名が付いたといわれる。
国東半島(くにさきはんとう)では、なすとにがうりでつくる「こねり」のことを「オランダ」と呼ぶが、その理由はわかっていない。そのほか、「こかけ」や「あんかけ」、「ばばころし」といった呼び方もある。起伏に富んだ地形と大小の河川が流れる豊後大野市では、県内屈指の畑作地帯になっており、なすの栽培が盛んである。この地域でつくられるなすは、見た目が美しく「美なす(びーなす)」の名でブランディングされている。大量にとれるなすやにがうりを処理するための手段として、農家が「こねり」を食べはじめた、とする説もある。
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2024/5/10 12:36:07 登録
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