- No.7229
- 料理・グルメ
ゆきのつゆ (佐賀県/有田町)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/45_15_saga.html)
言わずと知れた焼き物の地・佐賀県有田町。17世紀初頭に磁気の原料となる陶石が有田の泉山で発見され、産業としての磁器の製造が始まった。この時陶石を見つけたひとりが、朝鮮人陶工・初代金ヶ江三兵衛(通称・李参平)で、有田焼の生みの親として知られている。1658年頃に建立された「陶山神社」には、応神天皇を主神とし、敷地の中には李参平の碑も建てられている。“やきものの神様”として、地元民から親しまれている「陶山神社」は、大晦日の晩に「有田碗灯」を開催。有田陶器市通りの中心交差点にある辻の札交差点から境内までの間を、約1000個の磁器でできた現像的な灯明が彩る。大晦日の23時30分ごろに始まり、元旦の2時ごろまで開催されており、当日は郷土料理の「ゆきのつゆ」が振る舞われる。「ゆきのつゆ」は、鬼おろしという竹でできたおろし器で粗くおろした大根おろしと、焼いた餅や薄揚げを味噌汁に入れる汁物。窯元の窯焚きは、一晩中窯についていなければならないため、寒い夜でも体が温まり、腹持ちがよく、食べやすい事から夜食として食べられていたとされる。
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2024/5/8 18:10:43 登録
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