• No.7225
  • 料理・グルメ

むつごろうの蒲焼 (佐賀県/有明海沿岸地域)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/45_10_saga.html)

佐賀県の有明海は、干満の差が約6mもあることから、干潮時に広大な干潟が出現することで知られており、そこに生息する魚介類は珍しく、“前海もん”と呼ばれている。そのシンボル的な存在が、日本では有明海と、九州本土と天草諸島に囲まれた八代海の一部にしかいないとされているムツゴロウ。有明海沿岸地域などでは“ムツ”と呼ばれることもある。ムツゴロウは、エラと皮膚の両方で呼吸ができる水陸両生魚で、潮が引いたときに巣穴から出てくる。産卵期は5~7月で、オスがメスへの求愛行動としてジャンプを繰り返すことから、その様子を写真に収めようと全国から人が集まる。旬も5~8月の夏頃で、引き潮のときに“むつかけ漁”と呼ばれる、伝統漁法で釣り上げられる。生きたまま素焼きにした後に甘辛く炊く「むつごろうの蒲焼」がおいしく郷土料理として有名だが、鮮度の良い場合は、刺身や味噌汁にしたりすることもある。

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むつごろうの蒲焼

2024/5/8 18:05:51 登録

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