• No.7196
  • 料理・グルメ

ぬかみそ炊き (福岡県/北九州市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nukamiso_daki_fukuoka.html)

昔は小笠原藩の保存食だったぬか漬けが、小倉の旧家に伝わりそれが庶民の間に広まり、今に伝わっている。小倉の旧家では、漆、朱塗りの桶に屋号を入れた床漬けが先祖代々受け継がれ、嫁ぐ娘に継ぎダネを分けてやる。「百年もの」を誇る家は少なくない。夏は、朝、昼、夕、冬でも一度は桶の底から混ぜるのが主婦のつとめとされていた。よくなれた床漬け野菜は美味しく、イワシ、サバなどの青魚を煮る時、このぬか床のなれた部分を一握り使うと生臭さが消える。別名を「おささじ煮」といい、古く小倉城内で御殿女中の間で交わされたぬか味噌の呼び名といわれる。栄養価が高く保存がきくため、戦の際にも用いられ、当時の小倉藩の藩主であった小笠原公から「陣立煮(じんだに)」と命名もされている。江戸時代中期より、砂糖や酒が加えられ、今日の「ぬかみそ炊き」の食文化に繋がってきた。一般には「ぬかみそ炊き」や「ぬか味噌煮」という名で通っている。

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ぬかみそ炊き

2024/5/7 14:16:43 登録

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