- No.7182
- 料理・グルメ
こんちん (高知県/大豊町)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/konchin_kochi.html)
四国山地の中央部に位置する、山あいのまち大豊町。「こんちん」とは、ささがきしたごぼうをふんだんに小麦粉の生地に加えた大豊町の郷土菓子。おやきのような素朴な味わいで、小腹の空いたときなどのおやつとして老若男女関わらず馴染みが深い。ごぼう独自の歯ごたえがクセになり、1枚、2枚とつい手が伸びてしまう。
「こんちん」は、麺類の原料になる中力粉でつくられる。農家が自家用でつくっている小麦粉は「地粉」と呼ばれるが、地粉は中力粉のことを指している。米のとれない時期に、中力粉を主食に用いていたため、その関係もあって「こんちん」にも中力粉が使われるようになったといわれている。
「こんちん」の生地にはえごまが混ぜられるが、昔はえごまではなく麻の実を入れていた。
また、大豊町の「皿鉢(さわち・さはち)料理」には「こんちん」が盛りつけられているのが定番である。
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2024/5/7 13:36:41 登録
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