• No.7159
  • 菓子・甘味

おちらしあめ (香川県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ochi_rashi_ame_kagawa.html)

「おちらしあめ」は、おちらし粉を水あめで練り上げた菓子。おちらしとは、大麦の一種であるはだか麦のことで、別名を「はったい」ということから、「おちらしあめ」は「はったいあめ」と呼ばれることもある。香川県では、気候などの栽培条件が適していることから、米の裏作として昔から麦の生産が盛んにおこなわれてきた。はだか麦は味噌や麦茶の原料に用いられ、収量の約4割が県外へ出荷されている。作付面積は減少傾向にあるものの、県内で生産されている品種「イチバンボシ」は粒質が柔らかく、精麦した際の白度も高いことから国内で高く評価されており、香川県は安定供給と品質の向上に取り組んでいる。
はだか麦は、食物繊維が豊富で腸内環境を整えたり生活習慣病の予防に効果がある。麦ごはんとして食べられるのが一般的だが、香川県では麦の収穫時期を迎える初夏に各家庭で「おちらしあめ」がつくられてきた。また菖蒲の葉でおちらしをすくって食べると病気にならないという言い伝えもあり、粉をそのまま食べたり湯に溶かして飲むこともある。甘いものが少なかった時代には子どもにも好まれていた。

2024/5/6 19:42:50 登録

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