• No.7150
  • 菓子・甘味

うずまきもち (香川県/引田地域)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/uzumaki_mochi_kagawa.html)

「うずまきもち」は、こしあんを餅で巻いた引田地域の郷土菓子である。引田地域は、徳島県鳴門市との県境に位置し、「うずまきもち」のうずは、鳴門の海を表している。かつて鳴門は、引田地域にとって重要な漁場だったが、争いに敗れたため鳴門の海を惜しんでつくったのが「うずまきもち」の始まりとされる。

昔から海運交易で栄えた引田地域。かつて女の子が生まれると、初節句には豪華な雛飾りを設え近所にお披露目する習慣があった。その盛大な様子から「引田飾り」と呼ばれ、7段にわたる雛壇の横に市松人形を設置するのが特徴である。また、子孫繁栄を願い、縁起物のわけぎやハマグリも供えられる。「うずまきもち」も子どもの健やかな成長を願い菱餅などと同様に飾って食べてきた。
この風習は、昭和60年(1985年)頃まで続いたものの、豪華になりすぎたことから一時自粛する。平成15年(2003年)に町おこしを目的に復活し、現在では約60軒の民家の座敷や商店の軒先などで毎年目にすることができる。

2024/5/6 18:23:18 登録

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