- No.7100
- 菓子・甘味
いが餅 (広島県/呉市)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_29_hiroshima.html)
もち米や米の粉で作った皮で小豆のあんを包み、鮮やかに彩ったもち米の粒を上に乗せて蒸したお菓子。もちもちとした食感と上に乗ったもち米の粒々とした食感が楽しめる。亀山神社の例大祭と小祭りといった秋祭りの時期になると菓子店や屋台などで販売され、屋台では蒸したてのものを楽しむこともできる。名前の由来は「栗のイガに似ているから」や「旅の僧侶が食べたところ胃の病が治ったことから、胃が持つ(治る)から」など様々な説がある。また発祥についても「田畑の少ない呉では米が貴重だったため、せめて祭りの時だけでも食べたいと、もち米を麦、あわ、いもなどで作ったもちにまぶして食べた」「東北出身の人が故郷を懐かしんで作り始めた」など、そのほかにも諸説ある。 「いが餅」は東北地方から中国・四国地方にかけての複数の地域で食されており、山形県では「上に乗せた米を稲に見立て、五穀豊穣を祈った儀式から始まった」という由来から、上に乗せたもち米の着色は黄色だけであるのに対し、呉ではピンクやグリーンなどに華やかに着色されているなど違いがある。また、食す機会、形状についても地域により異なる。
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2024/5/6 13:43:58 登録
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