- No.7015
- 料理・グルメ
しょうが飯 (和歌山県/和歌山市)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/shouga_meshi_wakayama.html)
和歌山市の河西や布引など、紀の川沿いに広がる柔らかい砂地地帯では、温暖な気候を生かし、大正初期からしょうがの栽培がおこなわれてきた。昭和22年頃から本格的な露地栽培がはじまり、昭和40年代からはハウス栽培が普及したことによって栽培面積が増加していった。
生産されているのは、冬に植えて夏に収穫する新しょうがが中心で、全国有数の産地である。収穫が遅れると品質が低下するため、植え付け後は180日以内に収穫する。乾燥させると色味がくすむため、収穫後はすぐにビニールをかぶせて作業場に運び、水洗いする。これによって新しょうが特有の白い肌になる。
新しょうがは普通のしょうがと比べて辛味が少なく、水分を含んでいるので瑞々しい歯ごたえを楽しめる。収穫したその日のうちに京阪神市場を中心に、東京や名古屋方面にも出荷される。繊維が柔らかいためガリとしても高い評価を得ており、著名な料理人や高級料亭、高級寿司店でも使われている。
この新しょうがを米と一緒に炊き上げる「しょうが飯」は、爽やかな香りが食欲をそそる一品。炊きあがったばかりのごはんと一緒に蒸らし、混ぜて食べてもさっぱりとして食べやすい。
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2024/5/5 9:45:26 登録
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