- No.6999
- 料理・グルメ
いたどりの煮もの (奈良県/吉野山間部)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/itadori_no_nimono_nara.html)
「いたどり」はタデ科の多年生草木で、日本各地に自生し、春の山菜として欠かせない食材である。いたどりは、他に「ごんぱち」や「すかんぽ」などと呼ばれており、吉野郡下北山村(きなりの郷)では昔から「ごんぱち」を好んで食べていたと『下北山村史』(昭和48年編纂)に書かれている。いたどりの名前の由来としては怪我をした際に、患部にいたどりをすりこむことによって痛みが取れることから「痛取り(いたどり)」といわれているという。
いたどりはアクと酸味が強いため、アク抜きをして料理に使う。
アク抜きをしたいたどりは冷蔵庫で1週間、樽で塩漬けして長期保存できる。炒めもの、煮もの、揚げものなど、さまざまな料理に利用できる。炊き込みご飯にして食べる地域もある。県内全域で食されているが、特に吉野の山間部ではよく食されているという。
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2024/5/2 17:29:45 登録
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