- No.6932
- 料理・グルメ
ずいきの炊いたん (京都府)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/zuikinotaitan_kyoto.html)
「ずいきの炊いたん」は、里芋の葉柄であるずいきを使った炊いたん(煮物)で、家庭料理として親しまれている。“炊いたん”は、出汁をじっくり染み込ませるように炊いてつくるおかずである。
京料理に馴染みの深い、えびいも(京の伝統野菜。里芋の一種)の葉柄もずいきとして食され、おばんざいに欠かせない食材である。ずいきを選ぶ際は、柄にハリがあり、太くしっかりしたものを選ぶと良い。シャキシャキとした食感とさっぱりとした味わいは、夏のおばんざいとして好まれ、「ずいきの炊いたん」のほかにも、梅酢和えなどの酢の物やごま和えなどの料理も親しまれている。
また京都市にある北野天満宮では、秋に五穀豊穣に感謝する「ずいき祭り」がおこなわれる。この祭りの主役が、ずいきで屋根を葺いた神輿である。太い赤ずいきで作られる屋根と、さまざまな京野菜でつくられる神輿は圧巻である。
干したずいきは出産後、悪露(おろ)をおろすといわれ、産後の方に食べられた。
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2024/4/30 10:50:05 登録
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