• No.6907
  • 料理・グルメ

近江牛の味噌漬 (滋賀県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/oumigyuu_no_misozuke_shiga.html)

「近江牛の味噌漬」は、近江牛を白味噌に漬け込み、数日寝かせてから焼いて食べる古くから滋賀県に伝わる郷土料理である。
江戸時代では、生牛馬と畜禁止が定法としてあったが、1781年、彦根藩では、牛肉の味噌漬を補養薬として将軍家や徳川御三家に献上し、公然と摂取されるようになった。この牛肉の味噌漬は、中国明朝の李時珍が残した薬学所「本草綱目」を参考に花木伝右衛門によって考案されたもので、「反本丸(へんぽんがん)」と称されていた。尚、1866年には牛鍋屋が開業され、牛肉が薬用として売られるようになったという。
このように、長い歴史をもつ近江牛は、国内最古のブランド牛と言われており、きめ細やかな赤身と良質な脂肪のバランスが程よく、柔らかな肉質が特徴である。近江牛は、美しい水、肥沃な土地の自然豊かな環境で育った滋賀県で最も長く飼育された黒毛和種で、東海道本線が開通された明治23年(1890年)、近江八幡駅から貨物での輸送が始まり、全国的に近江牛の名が広く知られるようになった。

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近江牛の味噌漬

2024/4/29 16:32:29 登録

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