- No.6821
- 料理・グルメ
おつぼ (福井県/嶺北地方)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/otsubo_fukui.html)
開祖・親鸞聖人の祥月命日(旧暦11月28日、新暦1月16日)の前後、秋から新年にかけておこなわれる浄土真宗各派の年中最大行事を報恩講といい、福井県では「ほんこさん」や「おこさま」と呼ばれる。親鸞聖人の教えに触れ、徳に感謝する意味がこめられて開催される。「おつぼ」はその報恩講に集まった人々にふるまう精進料理のひとつで、報恩講のときにお膳に出される。料理の入れ物を意味する「おつぼ」に、小豆と里芋の煮物を入れるのが伝統的な決まりごとである。小豆は親鸞聖人の大好物だったと言われ、弟子の導珍という僧がたびたび小豆餅を進上していたといわれる。そのため、今でも報恩講には「おつぼ」以外に、その地域それぞれの小豆が使われた精進料理が登場する。
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2024/4/24 10:24:16 登録
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