• No.6808
  • 料理・グルメ

ごんざ (福井県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/gonza_fukui.html)

「ごんざ」とは、打ち豆と大根の煮物である。「ごんざぶろう」という人がつくったから「ごんざ」、大根が「すりこぎ(ごんべ)」に似ていることから「ごんべ」、また「ごんじなます」などとも言われたりする。おばあちゃんをだまらせてしまうほど美味しいという理由で「ばばころし」というユニークな名前で呼ばれたり、地域により呼び方がさまざまである。打ち豆と大根を入れることは共通しているが、里芋や油揚げ、人参、しいたけ、調味料も砂糖やみりんを入れてつくるところも多く、地域や家庭でもさまざな呼び名、レシピが存在する。なお、打ち豆とは水に浸して柔らかくした大豆を、木槌などでつぶして乾燥させた保存食である。調理時の加熱時間が短くて済むため家庭で重宝され、打ち豆汁、酢の物、炒め物などにも使われ、福井県の郷土料理として今でも多くの家庭で食されている。
元々は、「報恩講(秋から新年にかけておこなわれる浄土真宗各派の年中最大行事、「ほんこさん」とも呼ばれる。)で、仏の教えを説き伝える「お説教」時に、男性が集まる会の時だけにつくられることが多かった。また、昔は隣近所でもらい風呂をしたが、その時にお茶請けとして出したり、大根の煮物が飽きたときに目先の変わった料理としてつくられた。

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ごんざ

2024/4/24 9:45:08 登録

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