• No.6762
  • 料理・グルメ

報恩講料理 (富山県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_22_toyama.html)

真宗王国といわれるほど浄土真宗が盛んな富山県。浄土真宗の開祖・親鸞聖人の命日にはその遺徳を偲んで法要、報恩講が行われており、そのとき朱塗りの御膳で振舞われるのが「報恩講料理」である。料理の種類や品数は地域によって異なるが、その年に収穫された中で一番出来の良い野菜や山菜を、普段用とは別に報恩講のためにとっておく習わしがある。北陸地方に浄土真宗がもたらされたのは鎌倉時代で、現在の南砺市にある瑞泉寺を拠点に越中に信仰が広まったといわれている。そのため現在も南砺市周辺は信仰がとりわけ篤い地域で、報恩講を「ほんこさま」と呼び、さまざまな料理が御膳にのりきれないほど用意される。しきたりが根強く残る五箇山地区では、春に摘んで干して保存しておいたワラビ、ゼンマイなどの山菜、縄でしばっても形が崩れない堅さが特長の五箇山豆腐などで煮物が作られるほか、赤カブの煮付けや漬物、新米などが揃う。

2024/4/22 13:00:13 登録

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