• No.6743
  • 料理・グルメ

竹の子汁 (新潟県/上越地方)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/takenoko_jiru_niigata.html)

新潟県の山深い地域では、5月下旬から7月初旬にかけて「姫たけのこ」と呼ばれる千島笹(チシマザサ)の若芽が採れる。新潟県の上越地方や長野県の北信地域では、姫たけのこが出回ると「竹の子汁」にして食べる。「竹の子汁」にはサバ缶が入っているのが特徴で、具は地域によって様々だが、上越地方はたけのことサバ缶以外に、じゃがいもや人参、たまねぎ、大根、油揚げなどを入れて卵とじにするなど具沢山なものが多い。一方、長野県の北信地域はシンプル。たけのこはハチクや孟宗竹を使ってつくることもある。妙高市などの一部の地域では「身欠きニシン」を使っていたが、昭和30年代にサバ缶が出回るようになり、新鮮な魚が手に入る海側の地域以外で広く使われるようになったといわれている。若芽が出回るのは一時的なため、地元の人はこの時期を楽しみにしている。最近では、たけのこを瓶詰めにして長期間食べられるように工夫もされているが、地元で採取できる時期が一時的なため、旬の素材を贅沢に使った味噌汁といえる。

2024/4/22 10:30:14 登録

アクセス 0 pt

竹の子汁

[次] → いもみそ

ページの先頭