• No.6705
  • 料理・グルメ

染飯 (静岡県/藤枝市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/36_7_shizuoka.html)

染飯は「瀬戸の染飯」と言われ、旧東海道の上青島村瀬戸町(現在の藤枝市)の茶屋で戦国時代から売られてきており、東海道の名物として知られてきたもの。もち米を蒸した強飯をくちなしの実で染めてすりつぶし、薄くのばして小判の形などにして干して作られていた携帯食。
乾燥したくちなしの実は、消炎・解熱・鎮痛・利尿などの薬効があるとされていたため、瀬戸の染飯は、足腰の疲れを取る食べ物として評判が良かった。
十返舎一九が書いた『東海道中膝栗毛』にも登場するほど歴史のある料理だったが、やがて時代とともに限られた家庭だけで食べられる料理になっていった。忘れ去られそうになってきた約60年前、藤枝市内の弁当業者が商工会議所と協力し、昔は干し飯だったため戻して食べていたものを、現代に合うようすぐに食べられるおにぎりにアレンジして復活させた。

2024/4/19 15:41:02 登録

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