• No.6702
  • 料理・グルメ

やしょうま (長野県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/yashouma_nagano.html)

北部を中心とする地域では、2月15日は釈迦の亡くなった涅槃会(ねはんえ)の日として、「やしょうま」をつくって仏壇に供える風習がある。やしょうまは、米粉を練ったものに色を付けて蒸したお団子で、以前はどこの家庭でもつくっていた。一般的に「やしょうま」は、家や寺でつくったものを子どもたちがもらい歩いたもので、「やしょうまを引く」と呼んでいた。
かたちは、細長い棒状の団子の上に箸を押しつけて凸状にするのが主流で、三角形に似たもの、真ん中のくびれた分銅形、花弁のかたちをしたものなど様々で、近年では色とりどりの模様を描くやしょうまがつくられ、子どもたちにも人気がある。
上田市では、米粉を練って赤や緑の食紅で色付をけしたものにあんを入れた「ねじ」と呼ばれる団子を野菜や花、動物などの姿にかたどり、毎年2月におこなわれる国選択無形民俗文化財「戸沢のねじ行事」では、子どもたちがわらの馬を引いて道祖神にお参りし、無病息災と豊作を願う。

2024/4/19 14:08:31 登録

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やしょうま

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